【勉強法】問題集の選び方

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試験勉強でどんな問題集を選ぶべきか

好きな出版社?好きな予備校?好きな講師?
それらも大事ですが、問題集を選ぶのに重要な要素の一つは構成です。

効率的に勉強する上で欠かせない問題集の選び方を見ていきましょう。

大学受験から資格試験やTOEICまであらゆる試験において、10年以上かけて検証、実践してきた試験勉強の効率化、最短合格を目指すための勉強法を書き溜めていきます。

過去分は「勉強法」カテゴリまたはサイトマップからもご覧ください。

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どんな構成の問題集がよいか

これから問題集の攻略に入っていきますが、今回は問題集の選び方です。

ここでいう問題集というのは、問題形式になった教材という意味で、過去問を含みます

最初に気になるのはどんな問題集を選ぶかでしょう。

解説、図表、絵、著者、出版社、予備校等々、上げればキリがないのですが、ここでは構成についてお伝えしたいと思います。

基本的には、どんな問題集であろうときちんとやれば相応に身につくものです。

でも、効率よく最短合格を目指すにはそれに合った問題集があります。

それは、問題と答えが見開きで、一目で分かるような構成になっているものです。

例えば、左ページに問題があって、右ページに回答と解説があるようなレイアウトです。

または、同じページで、上側に問題があって、下側に回答・解説があるレイアウトです。

 

なぜこのレイアウトがいいのかというと、何度も何度も読み返す、何度も復習するのに適しているからです。

答えを確認するために、ページをめくるのは手間です。
だから、裏のページに答えがあるのはダメです。
問題集の後半部分にまとめて答えがあるのもダメです。

具体的な使い方は別項にしますが、問題を解いて、答え合わせをするのがメインの勉強ではありません。最初は過去問でも問題集でもひたすら知識をインプットしていくことが必要になります。

ここは効率重視で何度も復習が出来る、問題と解答が見開きで見える問題集を選びましょう

しかし、残念ながらこのような問題集はそれほど多くはないです。

その場合、問題と答えが分冊になっている問題集を使うといいでしょう。
少し手間がかかりますが、問題と答えを同時に見ることが出来るような状況を作り出せます。

解答と解説の分かり易さ

レイアウト以外で、問題集を選ぶときに重要なのは、問題選出、解答・解説です。

問題選出は過去問であればあるものを全部やります。
次に予想問題集、次に苦手分野や気になる領域の分野別問題集等。

あくまで、目的の試験に近いもの、沿ったものを選んでください。

そのときの自分のレベル感によって異なってくると思います。
苦手分野だけでなく、浅く広くやりたいのか、ある分野を深くやりたいのか、応用的な問題をやりたいのか等々。

 

解答・解説についても触れておきます。

当然ですが、分かり易いものを選びます。

分かり易いというのも人によって異なります。
愛称みたいなものです。

詳細に解説してあるものから、必要最小限で簡潔な解説に留めてあるものなど、問題集によって違いがあります。これも、自分のレベルに応じて、選びます。

最近では話し言葉、講義形式で書かれてあるような初学者向けの問題集も結構増えています。

試験はモノクロ印刷なので、カラーの問題集は使わない方がいいという方もいますが、それも愛称次第です。

それで勉強をやる気になるなら、分かりやすい、とっつきやすいのを選ぶことをお勧めします。

やや単調で堅めの問題集でも名著と言われるようなものもありますが、そのような問題集をやる気になれないのならやはり選ぶべきでないでしょう。

そういったことも考慮して、出来れば自分で書店で直接手に取ってみることをお勧めします。

案外、ページがめくり難いとか、大きすぎて持ちにくいとかもあります。

解答、解説は自分が読んで理解できるかどうかが重要です。

自分のレベルに沿って、その問題を解くためにどういう情報・知識があれば解けるのか、何を理解・記憶していれば解けるのか、が分かる解説です。

そのようにポイントが分かるように書いてある解答の方が個人的には復習がしやすいです。

 

自分用の問題集を作ることも可能

問題、解説ともに自分が気に入った問題集があったとしても、レイアウトがイケてない、ということもあります。

上記にあげたような問題と回答が一目で見られるような構成ではない場合です。
例えば、問題集の前半部分が問題、後半部分が解説集のようなもの。

こういう場合の対処法を3つ紹介しておきます。

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問題と解答を分冊化する

やってみると、非常に有効な方法です。
両手で力任せに本を破るように分冊しても案外綺麗に分かれます。

バラバラになりそうであれば、背表紙をテープで止めてください。

また、このような分冊化は厚い問題集や参考書を持ち運ぶ際に、単元別や年別に分冊しておくという風にも使えます。

抵抗あるかもしれませんが、問題集は使ってなんぼです。
書き込みしたり、やぶれたりするのは当たり前だと思っておきましょう。

自分で問題集を作る(切り貼り)

分冊化以外の方法として、自分で問題集を切り貼りして作ってしまうという方法もあります。

これは正直、やるだけで作業に時間がかかり、ノートに張ったりすると、それだけで勉強した気になってしまうので、個人的にはお勧めしません。

仮にやるのであれば、自分で理想のレイアウトの問題集に作り変えます。
コピーして切り貼りするというイメージです。

どうしてもこの構成がいいという方はやるといいと思いますが、やっても過去問と模試の復習用だけで結構です。

問題と解答をスマホで撮って、スマホで見るのも私的にはお勧め。
(ただし、見開きや一目で問題と解答が入ってこないのは難点)

問題集に答えを書きこむ

問題集を理想のレイアウトに作り変えるには、必ずしもノートを作る必要はありません。

問題集に必要な解答を書き込んで、問題の部分だけで勉強するという手もあります。

これは解答の必要な部分を問題に書き込むというのがポイントを抑える勉強にもなり、後から復習もし易くなるので、悪くない方法です。

初めは、何を書き込んだらいいか分からないかもしれませんが、解答で必要な部分というのは、先にも書いた通り、問題を解くのに必要な情報です。

ポイントとなる、肝となる、キーとなる情報です。
その問題は何を知っていれば解けたのか、どういう風に考えたら解けたのか、何を覚えなくてはならないのか、といったことです。

これらは問題をたくさん潰していくうちに、より正確にわかるようになります。
(尚、書き込む必要がないレイアウトであれば、解答のポイントとなる部分にラインを引く等で目立たせると復習がしやすいです)

これは、赤ペンで書き込んで、同じ色のシートで隠せるようにしたり、鉛筆で空欄に書き込んでも、何でも結構です。復習しやすい形で見やすければよいのです。

重要なのは、問題と答えを一目で見られること。
問題と答えを常に、対として考えられることです。

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